落下星の部屋.

  

☆左足切断
非更新

【体験談】ついに左足も・・・

左足の定期検査を実施するようになっていました。

この時点ではいちおう異常はにかったものの、のちにひどい事になってしまいました。

もともと、神経障害が出ていたので、たいして痛くはなかったのですが、

「うおのめ」が出来ているんだそうです。

で、「このまま放置しておくと、壊疽の原因になるから切りましょう」と

うおのめを削りはじめたのです。

ドクターが削るのですから間違いはありません。しかし、しかしですね。

わったあとの消毒兼クリームのしみることと言ったら・・・

まあ、壊疽の予防と思って我慢するしかありませんが、ひどいことになりました。

体験談右足がなくなるを読んでいただけた方はおわかりでしょうが、

壊疽はおそろしい合併症のひとつです。

ふだんからの注意でふせげるのですから、足のケアは絶対に忘れないでくださいね。

参考(足のケア)

1,血行を悪くしない寒い日には厚めの靴下を着用する。

  入浴するとき、よく洗い、軽くマッサージをする。

  軽石などで削ることはせず、クリーム剤などでケアする。

2,きずを作らない

  夏でも素足にサンダルなんて格好はやめて、薄手の靴下で保護する。

3,爪切りにも細心の注意を。ふかづめももちろんですが、切り傷を作らないように。

  また、つめの変形もあぶないので、とくにハイヒールなどをはく人は注意が必要です。

4,水虫

  進行すると壊疽の原因になることが多いので、早めに徹底治療しておきます。

 

★とうとう両足とも義足になってしまいました。

足がないなんて幽霊みたい・・・(^_^;)

(杉本氏撮影・著作権は落下星が保有)

 

しばらくしてその「うおのめ」の経過を見てもらうために病院にいってきました。

そしたら、皮膚の下に黒い点が発見されました。

おそれていた壊疽のはじまりです。

あーあっ、これで両足がなくなるのかぁ・・・

とあきらめかけたとき、ドクターが

「これくらいなら、たぶん薬でなおるだろう。」

今回は定期検査のおかげで、早期発見ができました。

万一切断となっても自分の足が残る部分が多くなりますから、義足が楽になります。

まずは一安心・・・していたら・・・

夕方より、痛みが耐えられないほどにはれてきました。

救急車を呼ぶほどのことではないとの判断で、翌日、透析のときにドクターに入院の希望を伝えます。

前回の壊疽の経験からすると、切断になりそうですね。

壊疽になる要因の一つにHbA1cの悪化があるのだそうで、ちょっと油断したのがいけなかったようです。

(2ケ月続きで9.8と9.3です。)

やっと入院したと思ったら、さっそく左足を膝下から切断することになりました。

これで両足が義足となりなす。

なんか、生きたままユウレイになる気持ちです。

(だってユーレイには足が無い。あははは。)

さて、壊疽(えそ)についてですが、入院中に興味深いことを目にしたので

お知らせしたいと思います。

糖尿病性の壊疽は(?)血行障害によっておこる例が多いようです。

このため、壊疽の初期には消毒剤を入れたぬるま湯に患部をつけて

血行を良くするのですが、

(もちろん「ぬり薬」やのみ薬も併用します)

それとは別に入浴剤を使って良い結果を出している人もいます。

具体的にお伝えすると、同時期に入院していた糖尿病性壊疽の患者(3人)は

バブを入れたぬるま湯に足をつけるるこを1日2〜3回くり返すことで

2人が完治に近い状態になりました。

(完治しなかった一人は私です。)

バブをはじめ、多くの入浴剤は「保温効果」が得られるため血行障害には

ある程度の効果を期待することができそうです。

ただし、ドクターの話では、薬事法(こんな字だったっけ?)

の関係でバブを処方することはできないし、正式に指導することもできない。

あくまでも患者の自発的なものとして行ってくださいとのことです。

みなさんも糖尿病による血行障害の予防として保温効果の高い入浴剤を

検討してみたらいかがでしょうか。

NIDDMも末期になると、視力障害・腎臓障害・血行障害など、たくさん悪さをしてくれます。

こうして両足を切断してみると、歩くのはもちろん、立っていることでさえ苦痛に感じます。

もう、仕事も続けることが難しくなりました。

幸いにして、まだ初期の段階にある皆様、ぜひ摂生につとめてくださいね。

(もちろん、重い症状の方も、これ以上悪化させないように!)

(杉本氏撮影・著作権は落下星が保有) 

 

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